日本にはない「海外不動産投資」の魅力とは?
海外不動産に投資をするメリットをみていくと、まずは「リスクヘッジ」になることがあげられるでしょう。 仮に日本国内だけに不動産を保有していた場合、大きな災害があったり、経済が大きく落ち込んだりしたらどうでしょう。不動産オーナーも悪影響を受ける確率が高いでしょう。 そこで海外に不動産を保有しエリアを分散していれば、日本で収益が下がっても、海外不動産でカバーできるというわけです。 また日本国内で有望とされる不動産は首都・東京など大都市が中心ですが、価格は高止まりし、気軽に手を出せる金額ではなくなっています。投資できる金額で、と大都市の郊外に目を向けるものの、空室リスクが高く、結局は収益がマイナス……よくある失敗パターンです。 新興国の場合、空室リスクの低い、大都会の不動産でも手を出せる価格、ということも珍しくありません。利回りの計算では、物件価格が安いほうが高くなりますので、高利回りの不動産投資がかなうというわけです。 また新興国であれば経済成長と共に不動産価格も上昇するケースが多く、今後も上昇する期待も。一方、日本の不動産価格は新築時が最高値、というケースが多く、大きなキャピタルゲインを得ることは難しくなっています。 たとえばアセアンで最も人口の多いインドネシアと、日本の不動産価格の上昇率をみてみましょう。この10年、常にインドネシアのほうが高い上昇率を記録しています。投資家が海外志向になるのも当然のことだといえるでしょう。 【「インドネシア」vs.「日本」住宅価格の推移】 2010年:3.04%/1.45% 2011年:4.61%/0.08% 2012年:4.47%/▲0.87 2013年:12.03%/1.65% 2014年:7.02%/1.56% 2015年:5.56%/2.41% 2016年:3.16%/2.21% 2017年:3.16%/2.54% 2018年:3.27%/1.95% 2019年:1.83%/1.60%